自分にとってblogは人生の覚書。Art、映画、音楽に関するTopicsを新旧おりまぜ日々更新中。毎日ココロに浮かんでは消える想いなどつぶやきます。たまに旅をします。(c) jigenlove All rights reserved.


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リンチ流アート・ライフ∞瞑想レッスン

アイディアとは魚のようなものだ。
小さな魚をつかまえるなら、浅瀬にいればいい。
でも大きな魚をつかまえるには、深く潜らなければならない。
水底へ降りていくほど、魚はより力強く、より純粋になる。
巨大であり抽象的だ。そしてとても美しい。

 私はある特別な魚を探している、私にとって大切なのは、映画に翻訳できる魚だ。
でも水底には、あらゆる種類の魚が泳いでいる。ビジネス向きの魚。スポーツ向きの魚。
万物の用途に向いた魚がいる。


デイヴィッド・リンチ 著
『大きな魚をつかまえよう』


リンチはこの本で、瞑想が自身の創造物に多大な影響を与えていることを率直に、詩的に語っている。

私にとってそれは、大きな魚を探すために、より深くダイヴする方法なのだ。

瞑想を始める以前の憂鬱感や怒りを、「窒息用ゴム製道化服」とまで呼んでいる。
息苦しいしゴム臭いんだ。でもひとたび瞑想を始めて内へ飛び込めば、そんな道化服も消え失せる。瞑想すれば君も、最後にはその悪臭がどんなにひどいものか気づくだろう。消えてしまえば君は自由だ。
怒り、憂鬱、悲しみといった感情は物語の中では美しいけれど、映画監督や芸術家にとっては劇薬でもある。これは想像力をしめつける万力のようなものだ。いったん締め付けられると、ベッドから這い出すのも困難になり、想像力やアイディアが湧き出す経験も乏しくなってしまう。想像するには明快さが必要だ。アイディアを捕まえなくちゃならないからさ。

芸術家や小説家など、あらゆるクリエイティブな仕事をする人には苦悩がつきものか?という疑念にも、リンチは明快に答えている。
芸術家が葛藤やストレスを理解するのはいいことだ。そこからアイディアが得られる。でも請け負ってもいいが、過度のストレスがあれば創造などできない。過度の葛藤もまた創造の妨げになるだけだ。葛藤を理解しても、実際に生きる必要はないんだ。
芸術家であれば、怒りに囚われることなく、ただその感情を理解すべきだ。

彼ほど独特で魅力ある闇を描く映像を撮れる人はなかなかいない。でも彼の率直で真摯な言葉を読んでいると、ますます好きになった。特に惹かれた言葉を最後に引用する。
私はモンタナ州ミズーラ出身の何の取り柄もない男だ。やるべきことをやって、あとは他の人たちと同じように、人生を下っていくだけだ。

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by jigenlove | 2013-08-01 12:13 |