トリアージ ~JR福知山線脱線事故検証覚書~
2007年 04月 23日
阪神・淡路大震災後政府がまとめた”トリアージ”という札
福知山線脱線事故で大規模に適用された
医師、場合によっては看護士や救急救命士が2人一組になって瞬時に傷病者を判断する
目の前の患者に優先順位をつけなければならない
プロトコール=手順
優先順位
最も難しかったのは赤と黄色の判断
判断に使う基準
1分間の呼吸数
爪を強く押し2秒間で色が変わらなければ血流異常
意識の有無
これらを30秒以内に判断
内臓の出血はわからない
気道を確保しても自発呼吸が無ければ黒タッグをつける
心肺蘇生を一切行わないトリアージ
感情に全て蓋をして対応する
日本集団医学会がまとめた報告書によると避けられなかった被害者はいなかったとした
トリアージの空白地帯
事故から47分経って医師の姿が見られない現場、線路の東側
トリートメント=治療
時間を置いて複数の医療チームが到着し対応していた
一般の人の搬送
トリアージの空白地帯は病院側の混乱も招いた
病院の入口で医師がトリアージされていない人をその場でトリアージした
多くの人が赤タッグを付けられた場合の優先順位判断の難しさ
内臓破裂などの外見では判断しにくい赤タッグの傷病者への対応
ヘリコプター搬送 ヘリポート到着順に搬送され、赤タッグでも優先の順位がわからない状況
急遽ヘリポートの赤タッグの中でもトリアージが行われた
現場を取りまとめるのは誰か、課題
現場の混乱
情報不足
指揮命令系統の統率
医療と消防の連携不足
複数の医療チームをまとめるリーダーの医師を決め、消防に連絡
現場で黒タッグを付けられた被害者の遺族
被害者は当時20歳の大学生の黒タッグは医師の記名なし
混乱の中救出の対象外の黒タッグは重要視されなかった
1人でも助かる可能性がある人を助けなければならない
黒タッグに少しでも記載があれば死亡した事実を受け入れられるのではないかという思いを抱えている
現場で看たという証拠が残る
黒タッグに何を書くかという取り決めは無い
黒タッグにどうしたら情報が残せるのか話し合いがもたれる
多くの命が救われた一方で課題が残る
現場にあたる救急医療者の重圧
現場で使われた300枚以上のトリアージが問いかける
『クローズアップ現代』
▽問われる安全▽脱線事故2年
放送日時:2007/04/23 19:30~
福知山線脱線事故で大規模に適用された
医師、場合によっては看護士や救急救命士が2人一組になって瞬時に傷病者を判断する
目の前の患者に優先順位をつけなければならない
プロトコール=手順
優先順位
最も難しかったのは赤と黄色の判断
判断に使う基準
1分間の呼吸数
爪を強く押し2秒間で色が変わらなければ血流異常
意識の有無
これらを30秒以内に判断
内臓の出血はわからない
気道を確保しても自発呼吸が無ければ黒タッグをつける
心肺蘇生を一切行わないトリアージ
感情に全て蓋をして対応する
日本集団医学会がまとめた報告書によると避けられなかった被害者はいなかったとした
トリアージの空白地帯
事故から47分経って医師の姿が見られない現場、線路の東側
トリートメント=治療
時間を置いて複数の医療チームが到着し対応していた
一般の人の搬送
トリアージの空白地帯は病院側の混乱も招いた
病院の入口で医師がトリアージされていない人をその場でトリアージした
多くの人が赤タッグを付けられた場合の優先順位判断の難しさ
内臓破裂などの外見では判断しにくい赤タッグの傷病者への対応
ヘリコプター搬送 ヘリポート到着順に搬送され、赤タッグでも優先の順位がわからない状況
急遽ヘリポートの赤タッグの中でもトリアージが行われた
現場を取りまとめるのは誰か、課題
現場の混乱
情報不足
指揮命令系統の統率
医療と消防の連携不足
複数の医療チームをまとめるリーダーの医師を決め、消防に連絡
現場で黒タッグを付けられた被害者の遺族
被害者は当時20歳の大学生の黒タッグは医師の記名なし
混乱の中救出の対象外の黒タッグは重要視されなかった
1人でも助かる可能性がある人を助けなければならない
黒タッグに少しでも記載があれば死亡した事実を受け入れられるのではないかという思いを抱えている
現場で看たという証拠が残る
黒タッグに何を書くかという取り決めは無い
黒タッグにどうしたら情報が残せるのか話し合いがもたれる
多くの命が救われた一方で課題が残る
現場にあたる救急医療者の重圧
現場で使われた300枚以上のトリアージが問いかける
『クローズアップ現代』
▽問われる安全▽脱線事故2年
放送日時:2007/04/23 19:30~
by jigenlove
| 2007-04-23 22:11