自分にとってblogは人生の覚書。Art、映画、音楽に関するTopicsを新旧おりまぜ日々更新中。毎日ココロに浮かんでは消える想いなどつぶやきます。たまに旅をします。(c) jigenlove All rights reserved.


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いつも一回だけ

”人生には、そんなに同じことが何度も起きるわけじゃない。いつも一回だけ起きるものだ。その一回に何をするか、それこそが、その人なのではないか、と。

結論から言えば、私はやはりそうは思いません。我々が刻一刻と経験する人生が、すべて、我々の人間性に対する試煉であるという考え方は、私には過酷に感じられます。人間が試みられるという考え方は、悪魔的です。”

『空白を満たしなさい』
平野啓一郎:著
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by jigenlove | 2013-04-17 23:11 |

愛を伝える5つの表現方法

夫婦が「愛している」をいろんなかたちで表す方法をもっと早くから知っていたら・・・と思う。
愛に意は5つの表現方法があるのだ。言葉、贈り物、時間、感触、奉仕。
これはウィンストン・セーレムの牧師でありカウンセラーでもある、ゲリー・チャップマン博士が数年間に、ミシガンで開催されたワークショップで話したことだ。
愛の表現にはいろいろあって、夫婦の表現方法は違うものなのだという話は衝撃的だった。その5つの表現方法はこう説明された。

(1)言葉
言葉タイプの人たちはいつも「愛している」「ありがとう」「あなたがいてくれてよかった」「あなたと結婚してよかった」といった言葉を聞きたがる。(中略)

(2)贈り物
贈り物タイプの人たちにとって、贈り物とは、”これを見て、ふとあなたを思った”ということ。あなたはいつも誰かに贈り物をいているのに、相手はあなたに贈り物をしてくれないのが不思議でしょうがない?だとしたらあなたはこのタイプ。

(3)時間
時間タイプの人たちは、いっしょに過ごす時間を愛の表現ととらえる。これを聞いて、私は自分の家族の男性たちが、奥さんを一日釣りにつきあわせたがる理由がやっとわかった。(中略)

(4)感触
チャップマン博士によると、男性はこれがいちばんよくわかるのだけれど、たいてい奥さんに”言葉なしで触るのはダメ”と言われているように感じるのだそうだ。接触は何も性的なものだけにかぎらない。抱きしめるには大きくなりすぎた10代の子どもたちも、通り過ぎるときに背中をぽんと触れられるだけでよかったりするのだ。きつい一日を終えて帰ってきた息子は、肩に置かれた手で、あなたの愛を感じ取るのだ。

(5)奉仕
奉仕タイプの人はこういう、「愛を語らないで、ちゃんと形でみせて」。
ある土曜日、集まりで遅れそうであせっているところに、車のタイヤがパンクしていたことがあった。ドンは、遅刻しないようにぼくの車を使っていいよ、と言ってくれた。二時間後に家に戻ると、ドンは、私の車のタイヤ交換だけでなく、洗車とワックスがけまでしてくれていたのだ。なんと愛を感じたことか!


『新聞は読めても心が読めない男たち』
サンドラ・P・オルドリッチ:著
河口鴻三:訳
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by jigenlove | 2012-08-04 14:42

憂いの沼

「どうしたんだ?病気かい?」
 「そうかもしれません。」アルタクスは答えた。「一歩進むごとにわたしの心の憂いが大きくなってゆくのです。もう望みはありません。ご主人さま。苦しくて、苦しくて。だめです、もう進めません。」
「でもゆかなくちゃならないんだ!」アトレーユは大声で言った。「さあ、アルタクス!」

 そして手綱をひっぱったが、アルタクスは動かなかった。既に腹まで沈んでいて、しかもそこからぬけだそうと努力するようすすら、もうなかった。
 「アルタクス!」アトレーユは叫んだ。「しっかりしろ!さあ。ぬけだすんだ!沈んでしまうじゃないか!」

 「放っておいてください、ご主人さま!」馬は答えた。「もうだめです。わたしのことはかまわないで、一人でいってください!この憂いには耐えられません。わたしは死にたいのです。」

 アトレーユは死にものぐるいで手綱をひいたが、馬は刻一刻と深く沈み、どうすることもできなかった。とうとう頭だけがどす黒い水の上に出ているばかりになったとき、アトレーユはその頭を両腕でかき抱いた。


『はてしない物語』
作:ミヒャエル・エンデ
訳:上田真而子・佐藤真理子
岩波書店


Never Ending Story
Michael Ende
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by jigenlove | 2012-04-23 13:13 | 物語

人生の半ばを過ぎると

人生の半ばを過ぎると、生と共に死ねる人間だけが溌剌とした人生を送ることができる。なぜなら、人生の真昼に潜む秘密の時間に放物線が向きを変え、死が生まれてくるのだ。
人生の後半を象徴するのは上昇、進展、増大、繁栄ではなく、死である。終わりが目標なのだから。
充実した人生を送ろうとしないのは、終わりを受け入れようとしないのと同じである。
どちらも生きようとしないのだ。生きようとしないことは、死のうとしないことである。成長と衰退が1つの曲線を作るのだ。


マンガユング心理学入門
心のタイプ論、夢分析から宗教、錬金術まで
文:Maggie Hyde
絵:Michael McGuinness
訳:小林 司
ブルーバックス 講談社



Selah Sue - Daydreamer
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by jigenlove | 2012-04-11 10:44 |

認知療法が教える、なぐさめにはならないが、何かの助けになるかもしれないリスト

少し長いが、いい提言なのでメモ。

1.物事というのは外見通りに,ひどいことが多い。

2.何も助けにならないのに,どうして嘆くのか?何も助けにならないからこそ,我々は泣くのだ。

3.絶望的に感ずることに対して,何ができるだろうか?行きづまりの事柄に対して,何がおかしいのかしばらくの間はわからないものだ。

4.それに耐えることはできるものだ。

5.自分が十分に準備ができているものに対して,重要な試みを始めたことは私はいまだかつてない。

6.する価値のあること全てが,うまくやってのける価値のあるものとは限らない。

7.全てをうまくやってのける方法などない。失敗は避けられない。

8.もしも痛みに必要以上の関心を払うならば,楽しむ機会をいくらか失ってしまうだろう。

9.逃亡とは汚い言葉ではない。自分の目の前に起きることに常に直面できる者などひとりもいないのだ。

10.時には口実を言うのもよい。口実を言うことに伴う唯一の危険は,口実を言わないふりをすることである。

11.何も計算はできない。人生というものは何か特定のものではないからである。

12.我々は皆孤独であることを覚えておくとよい。このことは,皆が同じ状況にいることを知らせてくれるのを助けてくれる。ただし,何らかの助けにはなるが,全てを助ける訳でもない。

13.自分の状況だけが特別だと人は主張する。皆が本当に凡庸であることを受け入れることほど難しいことはない。

14.もはや誰かが私のことを愛しているとか,愛していないとかは全く興味がない。そこそこに適当に扱ってくれれば,もうそれでよしとしよう。

15.事態を変化させることが絶望的であっても,今まで通り他人にやさしくする態度を取り続けなければならない。

16.自分にとって最善なことでも,十分によいことではないかもしれない。それでも,それをしなければならないかもしれない。

17.私の具合はよくない。あなたの具合もよくない。そして,それで万事よしなのだ。



(『シューラーの認知療法入門』p.92-93から)

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by jigenlove | 2010-04-09 01:49 |

心はまことに迷いやすい

気付くとテトリスをしているのは心がシンドイしるし。

横尾忠則のエッセイが単行本になったのを少しずつ読んでいる。
心は迷いやすく、欲望にはきりがない。

体の云うことをに耳を澄ますほうが良いことを歳を重ねてわかった。


という趣旨のことを書いていて、そうかも、、と思う。

それが解ってもすぐにどうこう出来はしないが、立ち止まって考えることは出来る。

毎週金曜にある会社での持ち回り3分間で話す、ということがここ数ヶ月嫌で仕様がない、と自分が思っていることにようやく気付いた。
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by jigenlove | 2009-02-20 02:08 | まいにち

ピカソ170点


行った展覧会


巨匠ピカソ 愛と創造の軌跡 国立新美術館

午前中はどんよりとした空模様だったのが、昼過ぎに雨がやんだ。
今日は知人の展覧会へ上野へいく予定。
天気は悪いわホルモンの調子もイマイチな時期だわ、出かけたくなくて言い訳のように洗濯をしたり料理の下ごしらえをして図書館へ、買出しへ出かけてみたりと、ずるずる出掛けるのを迷っていた。
かばんから母に貰っていたチケットが出てきた。14日まで。
170点もの絵がはるばる東京にお出ましと聞いちゃあ、人ごみが大の苦手でも会いに行く。

しりあがり寿のエッセイ、『人並みといふこと』を読みながら電車に揺られる。
乃木坂6番出口を出ると新美術館は駅ビルか、というくらい直結で行ける。
DMを貰った芸大彫刻科博士号公開審査展へは行けず。少々残念。

帰ってきてカレーを仕込む。
最近少しずつ揃ってきたスパイスをしこたま入れて、自分では上々。
『TWIN PEAKS』を観進める。
明日はもう、月曜なんだな。
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by jigenlove | 2008-12-15 01:02 | 展覧会

豊かさについて

"正直に言って仕事は好きではない。
でも仕事の中にあるもの、つまりそれを通じて自分を見つけることができるという機会はとても大事だと思っている"
『闇の奥』の登場人物、マーロウの科白
ジョセフ・コンラッド/著


"アメリカ人が裕福ながらも不幸な国民であることは周知の事実だが、それでも僕たちはほとんどいまだに、あともう少しお金があれば人生を軌道に乗せることができのにという思いこみの中で生きている。そのようにして、現代社会では宝くじが救世主的なメタファーになり、それを購入する者はものすごい強運に恵まれ、経済的なあらゆる不安から一気に解放されることを願っているのだ。"
『旅に出ろ!ヴァガホンティング・ガイド』
ロルフ・ポッツ/著
ロバート・ハリス/訳 ソニー・マガジンズ

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by jigenlove | 2008-11-29 00:11 |

"いつかいつかと待っていたところで何も始まりはしない"

"生産されたものはすべて消費すべし、そして消費という特権を得るためには労働しなければならないという社会からの要求、そんなくだらないものに応える気は彼にはさらさらない。
・・・・・・・いずれにしろ、その手のものは一週間もすればすべてゴミ箱行きなのだ。そんなものは生産、労働、消費というシステムにおける個性のない代物でしかない"
ジャック・ケルアック/著
『禅ヒッピー』


"いったん旅が計画され、準備が整えられ、その実現が身近に迫ると、新たな要因がそこに入り込んで事態を支配し始める。放浪の旅、冒険の旅、探求の旅、いわばそれらはひとつの存在であり・・・・どれをとっても他と同じものはない。
いくら細かく計画を練り、事前の対策を整え、それに固執しようとしたところで、いっさいは無駄なのである。何年ものあがきの後で結局我々は、自分が旅をするのでなく、旅が自分をどこかに導いてくれることを発見するのだ。"
ジョン・スタインベック/著
『チャーリーとの旅』

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by jigenlove | 2008-11-28 01:00 |

”僕達は働くために生きているのではない”

"らは希望がなくては生きていけないが、逃避できる可能性がなくても生きていけない。それがなければ、都市の生活は人間すべてを犯罪とドラッグと精神病院へと追いやってしまうだろう
エドワード・アビー
『砂の楽園』 越智道雄/訳 東京書籍


"2000年度には修道院に短期滞在するような形で、25万ものパッケージ旅行が企画され、ほぼ完売状態だったというのだ。ギリシャやチベットをはじめとするいわゆる聖地と呼ばれる場所は、いまやツーリストたちの熱い視線を浴びていて、旅行業界の専門家も、このような「癒しの旅」がブームになっている背景には、「仕事で成功を収めることを目的に、多忙な毎日を送ってきた人がよりシンプルに人生を求めはじめている」という事実があると分析している。

当然これはあえて誰も指摘しないところだけれど、よりシンプルな人生を見出すためにパッケージ旅行という商品を買うことは、一枚の鏡を使って鏡を見ていないときの自分がどのように見えるかを見ようとしているようなものだ。実際にそこで売られているのは、よりシンプルな人生というロマンチックな「概念」であり、たかが一週間か十日ほどそのような旅行をしたところでどっぷり浸った日常から離れることなどできはしない。"
ロルフ・ポッツ/著
『旅に出ろ!ヴァガホンティング・ガイド』
ロバート・ハリス/訳 ソニー・マガジンズ

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by jigenlove | 2008-11-28 00:32 |