人生の半ばを過ぎると
2012年 04月 11日
人生の半ばを過ぎると、生と共に死ねる人間だけが溌剌とした人生を送ることができる。なぜなら、人生の真昼に潜む秘密の時間に放物線が向きを変え、死が生まれてくるのだ。
人生の後半を象徴するのは上昇、進展、増大、繁栄ではなく、死である。終わりが目標なのだから。
充実した人生を送ろうとしないのは、終わりを受け入れようとしないのと同じである。
どちらも生きようとしないのだ。生きようとしないことは、死のうとしないことである。成長と衰退が1つの曲線を作るのだ。
マンガユング心理学入門
心のタイプ論、夢分析から宗教、錬金術まで
文:Maggie Hyde
絵:Michael McGuinness
訳:小林 司
ブルーバックス 講談社
Selah Sue - Daydreamer
by jigenlove
| 2012-04-11 10:44
| 本