自分にとってblogは人生の覚書。Art、映画、音楽に関するTopicsを新旧おりまぜ日々更新中。毎日ココロに浮かんでは消える想いなどつぶやきます。たまに旅をします。(c) jigenlove All rights reserved.


by jigenlove
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Thai RainyDay

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Thai 7日目

学校帰り、その日もバスでファランポーン駅へ向かうことにした。
早くホテルに帰りまたチャトゥチャックへ行くのだ。

タイのバスは難しい。
路線やバスの種類が多い上に番号が複雑なのだ。
それを乗りこなし現地の人のようになりたい、という願望が頭をもたげた。
バスの乗り方自体は難しくない。
停留所で希望の路線番号のバスが着たら乗り込む。しばらくすると係員が一律の切符を売りに来る。あまり大きすぎないお金を渡すとおつりと切符を切ってくれるから、あとは駅を見過ごさないように待つだけだ。一回10B以下と安いから、路線さえわかれば長旅の人には便利なことこの上ない。
コツは目的地に行くバスの路線はあらかじめ誰かにきき調べておくことぐらいか。
ほかには乗り込んで「~に行きたい」と係員にアピールすると他の誰かが必ずここだよ、と教えてくれる。船と一緒だ。以前もいったん途中の駅で他のバスへ連絡する時、前の席の女学生が教えてくれた。

でもその日は違っていた。
もの売り風の20代後半の男がここだよ、と教えてくれた停留所は明らかに違う駅だった。
なぜ気が付かなかったのか、その日は判断力鈍っていたのかもしれない。
教えられるままにその駅で降り、近くにいた人に道を尋ねて歩き出した。
なかなかそれらしき場所に出ないから不思議に思った。
バンコク市内を歩いて知るのもいいと思った。

(次の角を曲がったら見覚えのあるところに出るだろう)と自分に言いきかせ歩いた。
さっぱりわからない。でもわたしは方向音痴と自覚しているから(きっと気のせいね.)

とにかく歩いて歩いてたくさんの人に道を訊いた。
「その角を曲がればいくらもない」という人
「ここからでは歩くには少し遠い。TAXIかトゥクトゥクを拾いなさい」という人
「歩くの?大丈夫、若いから。そこをまっすぐ行って右に曲がりなさい。そこに行ったらまた人に訊きなさい」という人・・・
混乱は深まるばかり。少し離れた駅で降りても20分くらい歩くのはへっちゃらだ、と思うことにした。

そうしてかなり歩いた。だってバスで教えてくれた人はファランポーン駅へ行くにはあの停留所で降りなさいと言った。

もういい加減歩いた。すでに道を尋ねた人は10人を超えていた。
疲れてタクシーに乗ろうと決めた。
そんな時に限ってタクシーは捕まらず、手で合図するわたしの前を乗車中の車がむなしく何台か通り過ぎる。どう頑張ってももうチャトゥチャックへは間に合わない時間になっていた。

結局また同じ路線のバスを待った。5分ほどですぐバスは来た。
雨で濡れた路面の泥を跳ね上げふくらはぎがひどく汚れている。

歩きながら考え続けていた。
あの人はなにを教えてくれようとしたのか?
日本人に以前恨みでも抱いていたのか?
こんなことは初めてだった。
何かの間違いだと思いたい。

私のタイ語の発音が悪いから別の場所を教えてくれたつもりだった、
ことにしようと思った。

タイひとり旅。
心にも雨が降った日。
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by jigenlove | 2006-07-12 14:53 |