自分にとってblogは人生の覚書。Art、映画、音楽に関するTopicsを新旧おりまぜ日々更新中。毎日ココロに浮かんでは消える想いなどつぶやきます。たまに旅をします。(c) jigenlove All rights reserved.


by jigenlove
カレンダー
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31

続・タイ最後の夜

拾ったタクシーは運転手が饒舌だった。
わたしが少しタイ語を喋るとわかるとやたらと話しかけてきた。
俺には彼女が2人いる。キミ可愛いね、彼女にならない?ありがとう、結構です。
それは無理です、というよりまっぴら御免です。とにかくなんでもいいから前を向いて運転してくれと祈りながら適当に不自由なタイ語で答えた。

混み合った歩行者天国の入り口で車を降りた。
前に来たといってもすぐには思い出せない。
少し歩くとすぐマックはあった。スペイン人アレックスと落ち合い場所にしたマクドナルドだ。挨拶だけして、後は少し土産物屋でも見物して、身の危険を少しでも感じたらすぐにタクシーを拾ってホテルへ帰ろうと心に決めていた。
意を決して店内を覗いてみたがアレックスはいないし、その友人らしいいかにもなスペイン人グループは見当たらなかった。言っていた時間は過ぎている。なーんだ、私はマックを後にした。

すこし歩くと見覚えのある路地や店に懐かしくなった。でも道行く人をすべて警戒しながら歩くのは疲れる。ひときわボリュームの大きなCD屋に入った。店内が蛍光灯で煌々と明るく安全そうだったからだ。

PCで焼いたCD屋は一枚100バーツ、10枚買えばひとつおまけというコピーCD屋だった。同じ年頃の売り子の男の子が話かけてくる。
わたしはだらだらと適当なCDを手に取ったり眺めたりしながらそこで休んでいた。
「暑いね」と何とはなしにその子に話しかけると店の一番奥に椅子を出してくれた。入り口はクーラーが壊れてるんだ。ここへ座ればいい。

彼は客でもなさそうな私をそこへ座らせるとここで待ってろと言う。
他に来たお客の対応をするとまた戻って私と英語とタイ語のちゃんぽんで話し、また他の客の対応に席を立つ。さっき初めて入った店で私は常連客のような扱いを受けている。愉快で快適だった。

e0079749_054613.jpg

CD屋のオーナー、この顔立ちで華僑だという店長は英語と中国語のみでタイ語は通じなかった。
[PR]
by jigenlove | 2006-08-18 23:44 |