人気ブログランキング | 話題のタグを見る

自分にとってblogは人生の覚書。Art、映画、音楽に関するTopicsを新旧おりまぜ日々更新中。毎日ココロに浮かんでは消える想いなどつぶやきます。たまに旅をします。(c) jigenlove All rights reserved.


by jigenlove
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

7人のバージン

7人のバージン_e0079749_17285894.jpg

『7人のバージン』 86分 2005年 スペイン映画 
監督 : アルベルト・ロドリゲス
出演 : フアン・ホセ・バジェスタ、ヘスス・カロッサ 他

◇作品あらすじ /HPより引用  
南部の労働者が住む地区のある夏。矯正施設にいる少年タノは、兄の結婚式に参列するため48時間の外出を許可される。その48時間の間に、彼は親友と再会し、徹底的に楽しもうと、施設では禁じられているすべてをやりつくそうとする。飲酒、盗み、恋愛…、つまり昔の生活へと逆戻り。思春期ならではのエネルギーで思いっきり自由を謳歌する。しかし、施設外での時間が経つにつれ、崩れていく地元の様子を目の当たりにすることにもなる。家族、恋、友情、すべてが変わってしまう。48時間の外出許可が終わる頃には、タノの自由は大人の世界への旅立ちに変わるのだった。

第3回スペイン・ラテンアメリカ映画祭@渋谷アミューズCQN

7人のバージン_e0079749_17284889.jpgさて、映画祭再び。

あらっぽく言えばラリー・クラーク監督、『KIDS』のSpain版と言ったら伝わるでしょうか。決して否定的な意味ではなく。むしろこちらの方が自分の好みです。10代のひりひりする生き方は刹那的で痛いくらい。もう一度未成年に戻って少しの間だけ生きた気分になりました。

あとこのタイトルですごく損している気がするんです。
とても危険で衝撃的なのでは、と思う人もいるんじゃないでしょうか。
むしろその反対で、映画の中で主人公の親友が鏡の前で自問自答する、おまじないのような儀式をするシーンがあります。それがこの映画のタイトル。少年から大人になる狭間の通過儀礼の象徴のような、印象的なシーンです。

話も映像もそっけなくてそれが最高にかっこよくてやっぱりすき、スペインの映画。
by jigenlove | 2006-09-18 17:29 | 映画