思えば遠くへ来たもんだ
十二の冬のあの夕べ
港の空に鳴り響いた
汽笛の湯気は今いずこ
雲の間に月はいて
それな汽笛を耳にすると
悄然として身をすくめ
月はその時空にいた
それから何年経ったことか
汽笛の湯気を茫然と
目で追いかなしくなっていた
あの頃の俺はいまいずこ
今では女房子供持ち
思えば遠くへ来たもんだ
此の先まだまだいつまでか
生きてゆくのであろうけど
遠くへ経て来た日や夜の
あんまりこんなにこいしゆては
なんだか自信が持てないよ
さりとて生きてゆく限り
結局我ン張る僕の性質
と思えばなんだか我ながら
いたわしいよなものですよ
考えてみればそれはまあ
結局我ン張るのだとして
昔恋しい時もあり そして
どうにかやってはゆくのでしょう
考えてみれば簡単だ
畢竟意思の問題だ
なんとかやるより仕方もない
やりさえすればよいのだと
思うけれどもそれもそれ
十二の冬のあの夕べ
港の空に鳴り響いた
汽笛の湯気や今いずこ
『頑是ない歌』 ・・・中原中也・・・
十二の冬のあの夕べ
港の空に鳴り響いた
汽笛の湯気は今いずこ
雲の間に月はいて
それな汽笛を耳にすると
悄然として身をすくめ
月はその時空にいた
それから何年経ったことか
汽笛の湯気を茫然と
目で追いかなしくなっていた
あの頃の俺はいまいずこ
今では女房子供持ち
思えば遠くへ来たもんだ
此の先まだまだいつまでか
生きてゆくのであろうけど
遠くへ経て来た日や夜の
あんまりこんなにこいしゆては
なんだか自信が持てないよ
さりとて生きてゆく限り
結局我ン張る僕の性質
と思えばなんだか我ながら
いたわしいよなものですよ
考えてみればそれはまあ
結局我ン張るのだとして
昔恋しい時もあり そして
どうにかやってはゆくのでしょう
考えてみれば簡単だ
畢竟意思の問題だ
なんとかやるより仕方もない
やりさえすればよいのだと
思うけれどもそれもそれ
十二の冬のあの夕べ
港の空に鳴り響いた
汽笛の湯気や今いずこ
『頑是ない歌』 ・・・中原中也・・・
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by jigenlove
| 2005-11-28 00:27
| お唄

どこまでたのしめるか
どこまでやりきれるか
どこまで尽くせるか
どこまで応えられるか
どこまで持ちこたえられるか
どこまで稼げるか
どこまで貯めるか
どこまで夢を持ち続けられるか
どこまで笑顔でいられるか
どこまでが魅力的か
どこまで痩せられるか
どこまで見られているのか
どこまできいていいのか
どこまで言ってよいか
どこまで書けばいいのか
どこまで装えばいいのか
どこまでさらけ出してもよいものか
どこまで居たら感じがいいのか
どこまで我慢するか
どこまで夢中になれるか
どこまで惚れられるか
どこまで行けるか
どこまでしたらいいのか
どこまで??
これを一体どこまで続けたら
あるいは
続けなかったら
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by jigenlove
| 2005-10-08 01:09
| お唄
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by jigenlove
| 2005-10-03 21:21
| 物語